マンガ「ベイビーステップ」を自閉症の人が読むべき3つの理由

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自閉症を武器に明るく生きるライターのじょーです。

しばらく前からマンガ「ベイビーステップ」を愛読しています。

10月に最終回を向かえてしまって寂しい気持ちになっているのですが。

この本は自閉症の人にとって自分の行動に生かせる考え方がたくさんあります。

仕事がうまくいかなくて、諦めたくなっている人。

自分の特性をどう生かしたらいいかわからない人。

そういった人に特に読んでほしいマンガです。

 

ベイビーステップが自閉症の特性に生かせる3つの理由

成績優秀オールAの高校生丸尾栄一郎(以下エーちゃん)がテニスと出会って、その強みを生かしながら成長していくテニス漫画です。

フィジカルな才能に恵まれているわけではない彼がその生真面目さ生かしたノートをひたすら積み上げていく中でテニスのプロを目指し、成長していくストーリー。

そこには自閉症の特性を持つ人にも生かせるものがたくさんあります。

 

理由①:周りの目線を気にすることを

エーちゃんがテニスをする上で最大の武器が「エーちゃんノート」です。

試合中でも書きますし、プレーの合間はノートを書いて分析します。

周りから最初はちょっと引かれています。

自閉症の人にとってもそう。

やってみようとすることが周りからどう思われるか恥ずかしくなることもあります。そうやってめちゃめちゃ馬鹿にされてやってみる前から辞めたくなることだってあります。

一々ノートを取るなんて変だしやーめよって思っちゃダメなんです。

新しい試行錯誤を「周りで誰もやっていないから……」と辞めてしまうと改善への道を閉ざしてしまいます。

恥ずかしいかどうかではなくて、それが自分の行動の改善に1%でも約にたつ可能性があるかどうか

エーちゃんはためらわずにそこに突っ込みます。もーこっちがびっくりするくらいに。

その結果うまくいかない場面もいっぱいありますが、それでも挑戦してみるエーちゃんの様子から学べるものはあるはず。

そこから自分のスタイルが見つかるかもしれません。

 

理由②:小さなステップから積み上げることの大切さがわかる。

全ての球に追いつき、それをコントロールできれば理論的には負けない

これがエーちゃんが掲げる勝利の方程式です。

試合中にもノートを取り、相手がどんなボールをどこに何の球種で打ったのか全て記録しています。

そこからわかったことを試してみる。

データを取り、少しでも確率が高そうなところ、やってみる価値がありそうなことはやってみる。

エーちゃんはノートでデータを蓄積し、それを試行錯誤を自分に生かすのが抜群にうまい

それがテニス素人であり、フィジカル面でも優れているわけではないエーちゃんがそれでもどこかリアルに感じられるのは生真面目さと戦略があるからだと思います。

自閉症の人たちは社会で働きだすと、自分よりできる人が周りにたくさんいることがほとんどです。

そして、僕自身周りの言っていることを自分の感覚に落とし込めず、中々成長できないで苦しんでいました。

そして、自分のことを正確に見つめること、試行錯誤することで本当にちょっとずつですが、出来ることが増えていきました

参考記事

【自閉症】試行錯誤して確実に成長していける3つの実践方法

 

自分の経験を確実に改善に生かせれば、今よりうまくいきます。

たとえ失敗しても失敗したことがその失敗を避けられるというだけで有効です。

そのためにエーちゃんのようにノートをとって振り返ることは有効だと思います。

特に曖昧な物事を理解しにくく、具体的にすることが苦手な自閉症の特性を持つ人には。

それでも周りの人と肩を並べるには至らないかもしれません。

普通とされる基準の1にはなれないかもしれません。

でも0.1からでも0.9くらいには近づいていけるとは思っています。

 

理由③:自分がやったことが全くうまくいかないときの気持ちの切り替え方がわかる。

自分が新しく試したことが練習通りに出来たのに、うまくいかないことがあります。

自分の出来る範囲で出来ることは目一杯やっているのに成果が出ない、それどころか周りからダメ出しを受けることも少なくありません。

色んな事をためしてきたけれど、もう有効に思える手立てが見つからないという体験をしたことがある人は僕以外にもきっといるんじゃないでしょうか。

それで諦めたくなったり、実際に諦めてしまった人もいると思います。もちろん僕もその一人。

ベイビーステップを読んでその感覚に近いものを思い出させる試合がありました。

エーちゃん対タクマの試合です。

この漫画の中で僕の中では1番の名試合です。

エーちゃんにとっては格上の相手。でも、高校生からテニスを始めてプロを目指していくエーちゃんにとって最後のチャンスであり、絶対に負けられない試合。

エーちゃんがいろいろ試行錯誤していく策を、ことごとく破っていくタクマ。

絶好調と言ってもいい状態のプレーが出来ていて、それでもなおうまくいかない。

ありとあらゆることをやって、もう策が出てこないと思うくらいまで追い詰められます。

その現実にエーちゃんがどう立ち向かっていくかは必見です。

試合の結果についてはここでは割愛するとしますが、勝ち目が限りなくなくても諦らめないことで道が開けることがあるということを教えてくれます。

全力でやり切った体験がある人はフィールドを変えても生きれる可能性がぐっと高まります。

だからうまくいかなくても「やり切った」と思えることに価値があります。

それは最後に勝ちに繋げていくためにです。

諦めないっていうのは例え小さいことでも次の行動につなぎ続けること。そこから突破口が見えることもあります。

エーちゃん対タクマの試合のスタートはこちらから

33巻てまた読み始めたら遠いなって感覚だと思うのですが、ここから37巻だけでもめちゃくちゃ面白いから読んでみてほしいです!

タクマも1巻から登場するキャラだし、要所要所で立ちふさがる重要なキャラなので、最初から読んでみるとよりこの試合が面白く読めるのは間違いありません。

 

失敗を次に生かし続けることの大事さに気づいてほしい。

自閉症の人の中にはいっぱい失敗して、傷ついてきた人がたくさんいます。

もう傷つくことに疲れてだからこそもうやーめた。

自分のことを伝える努力を捨てて、誰かに理解を求めようとする人をたくさん見てきました。

「周りがこうしてくれたらうまくいくのに」って嘆いている人をたくさん見ます。

その中にはそうだよね、と僕自身納得するものもあります。

そう言いたい気持ちもよくわかるんです。

でも周りに前向きに変わってほしいなら自分も変わっていく必要があります

その具体的なヒントが、ベイビーステップにはあると思っています。

健常者の人は勿論、自閉症の改善にもノートに書き出すのは間違いなく有効ですよ。

ではでは!

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